研究テーマ
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情報と消費を両輪として展開する世界市民社会の新しい状況,ポストモダン状況について理解を深める。
同状況は,日常的ポストモダン状況,知的ポストモダン状況,国際的ポストモダン状況から構成され るひとつの複合現象である。
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研究内容
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平成25年のゼミの共通テーマは、平成24年につづいて、2011.3.11以後のフクシマとメディア調査、そのマスコミ批判、情報操作の解明である。情報と消費を両輪として展開する世界市民社会の新しい状況,即ち,ポストモダン状況という近代から離れる動きは,アメリカ・カナダ・日本を中心に展開する日常的ポストモダン状況,ヨーロッパ近代文明の中心パリを中心に展開する知的ポストモダン状況,
現存社会主義の崩壊を画期とする国際的ポストモダン状況から構成されるひとつの複合現象である。 そこでテーマ化されることは,哲学的水準では, 欲望・他者・自然であり,
社会的水準では,フェミニズム・エスニシティ・エコロジーである。 以上の二対三項展開を, 現実社会の展開に即して,具体的かつ理論的に把握してゆく作業が中心となる。
総じて,参加者は,最終的に今後の社会についての基本的観点を身に付けることによって人生を豊かにできる。
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研究方法
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演習形式で,テキスト等を読み進めながら,各自の社会的・学問的関心を拡げてゆく。
自分の考えを他者に伝えてゆく作業と訓練がその中で実践される。
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募集方法
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学科で決められた方法による。
面接期間の火・水・木曜日の昼休みに研究室で面接を受けること。
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使用テキスト
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「ポストモダン状況論―2011.3.11以後の現代社会の基礎理論―」石塚省二著、2013年3月刊行予定、\1500(予価)
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参加の要件・その他
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『現代社会論』 の単位を取得し,『比較社会論』を履修することが望ましい。
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