Page 142 - 東京情報大学 学生ハンドブック2019(大学院総合情報学研究科・総合情報学部・看護学部)
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            専門科目 科目 区分 配当年次          授業科目の名称 必修 選必 選択 授業科目の概要                  実践領域 地域看護 在宅看護学概論 3 2 訪問看護の歴史,在宅看護の発展,在宅療養者とその家族のもつ健康課題の特徴と, 関連する社会保障制度やシステム,在宅ケアシステムにおける看護職の機能,果たす 役割について学ぶ。認知症,脳血管障害等の高齢者,ALSなどの神経難病者,重症心 身障害児,精神障害者など広範囲にわたる対象者への在宅ケアについて学ぶ。 (オムニバス方式/全15回) オリエンテーション,在宅看護の基本概念と倫理,在宅ケアと在宅看護,在宅ケアに おける訪問看護,在宅療養者の特徴と支える制度・社会資源,在宅ケアの課題とこれ からの在宅看護,まとめ。 在宅療養者の特徴と支える制度・社会資源。 訪問看護の対象者と在宅療養者への看護活動,在宅ケアにおける地域包括ケアシステ ムの構築と連携・協働,在宅療養者の特徴と支える制度・社会資源。                 在宅看護学方法論 3 2 在宅療養者とその家族を単位とした地域・在宅での看護活動の展開方法と技術につい て学ぶ。家族の健康とヘルスケア機能をアセスメントする方法,訪問看護過程に沿っ た面接技術,アセスメント方法,援助技術の基本,在宅療養者とその家族を支える看 護職同士,他職種・他機関との連携,社会資源ついて,その実際や活用方法を学ぶ。 訪問看護で用いられる在宅酸素療法・非侵襲的陽圧換気法・ストマケア・胃瘻などへ の看護ケア技術を学ぶ。                 在宅看護学実習 3 2 在宅で療養する対象者やその家族への支援や看護の役割を理解し,看護実践力を養う。 訪問看護ステーションの看護活動への同行訪問を通して,在宅療養者とその家族に対 する訪問看護師の果たす役割や訪問看護事業の現状と課題,今後の方向性について考 える。地域で疾患や障害を有しながら生活する人やその家族が,健康課題解決のため に活用できる施設や機関,組織の活用方法や関係機関・職種との連携方法を学ぶ。在 宅療養者の生活をチームで支えるために,地域ケアシステムにおいて看護職が担う 様々な役割,これからの看護職のあり方について考える。 地域において生活する人々の健康とクオリティオブライフの向上を図るための実践科 学である地域看護について理解し,地域を基盤として行われている看護活動の全体像 と基本的な考え方を学ぶ。また,地域で働く看護職の役割・機能・活動の方法につい て学修する。 (オムニバス方式/全15回) 地域看護の理念と目的,概念,歴史,地域看護の実践の場と活動内容,個人・家族お よび集団・コミュニティへの支援と地域看護管理,国内外の地域看護活動の方法及び 実際,地域看護実践活動の実際例。 地域看護の対象,地域保健活動と地域看護との関係,地域看護の活動の場と活動内容。 地域で看護を展開していく上で,地域で生活する人々の生活環境や生活状況を把握し, 地域で生活する人々の特性に合わせた看護活動方法と技術について理解し,地域看護 活動へ発展させる方略を学ぶ。 授業内容は,地域看護診断の基本的な実践技法,地区アセスメント,地域マッピング, 健康課題の抽出,コミュニティアズパートナーズ,プリシードモデルの概略と事例を 用いたグループ発表を行う。さらに,地区踏査結果を用いて看護活動への展開につい てグループ発表を行う。地区踏査に向けてのインタビュー方法を学地域看護学実習の 準備とする。 学校保健の意義・歴史・現状と学校教育における学校保健の果たす役割,児童生徒の 健康問題と学校における養護教諭の活動を理解する。 授業内容は,学校保健の意義,児童生徒の発育・発達,健康診断,健康観察・保健指導, 疾病管理・感染症学校給食,養護教諭の活動の実際,特別支援教育について学ぶ。                 地域看護学概論 1 2              地域看護学方法論 2 2          地域看護学実習 2 1             学校保健論I 1 (1) 保健 師必 修  1              産業保健論I 2 (1) 保健 師必 修  1 産業保健活動の理念と健康管理体制,我が国における産業保健の実態など,産業保健 の概要について講義し,事業者が推進する産業保健活動を支援する学際的なチームの 一員として活動する産業看護職の役割と職務について解説する。また,産業看護活動 に必要な労働生理,産業疲労,職業関連健康影響について概説するとともに,産業看 護活動の実際について紹介する。             専門科目 統合領域 卒業論文ゼミナール 4 2 学生が主体的にテーマを設定し,卒業論文としてまとめる。原則として,卒業論文の テーマを深めることができるよう統合実習のテーマや実習場所を選択する。卒業テー マの選択に当たっては,3年次までに卒業ゼミナール担当教員を決定し,4年次から ゼミごとに指導を受けながらテーマを深め,プレゼンテーション,論文作成のプロセ スを踏む。ゼミ担当教員は,各看護学領域ごとのグループ指導を原則としているが, 領域を超えたグループ指導をおこなうこともできる。統合実習のテーマとは連動させ ずにテーマを決定することも可能であり,看護研究のプロセスを踏み,卒業論文とし て提出することもできる。          統合実習 4 2 学生が主体的にテーマや実習領域を設定し,習得した知識や技術を統合し,最終実習 として自律的な看護実践を展開し,連携力,チームマネジメント力,自己研鑽力を強 化する。3年後期に卒業論文ゼミナール担当教員を選択し,配置領域を調整後に決定 する。実習方法は,これまでの実習施設の協力を得るが,テーマに沿った実習形態と なるように柔軟に計画する。統合実習のテーマは,卒業論文のテーマと連動すること ができる。        140 単位数           地域で看護を展開していく上で,地域で生活する人々の健康課題の把握方法について 理解する。地域アセスメントの必要性を理解し,地域で生活する人々や既存の統計情 報等からニーズをアセスメントする視点と方法を学ぶ。実習方法は,事前に収集した 担当地区の統計資料や情報をマッピングし,担当市区の視診,住民や施設職員へイン タビューガイドにそってインタビューし,まとめを発表する。                   


































































































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