Page 106 - 東京情報大学 学生ハンドブック2019(大学院総合情報学研究科・総合情報学部・看護学部)
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        社会情報 必選区分 教 職                 科目区分 授業科目の名称  年  学 次期 単位数 情報システム 数 理 情 報 社 会 情 報 情     報 数     学 授 業 概 要                      専門応用科目 人的資源論 3 F 2 △ 経営資源のなかの「人」に焦点をあて,この領域の主要理論と 「個人・仕事・社会(組織)」の三者関係の動向を検討する。顧 客ニーズの多様化,ICTやグローバル化の進展などの影響で経営 環境が変化するに伴い,「人的資源管理」の発想が新たに生まれ てきた。講義では受講者の調査学習の機会も取り入れ,双方向型 の授業を通して受講者の問題意識の醸成につなげる。                        経営イノベーション論 3 F 2 △ △ 企業は経営環境の変化に応じ,絶えずビジネスモデルを対応させ ている。かつて吉野家は高度成長期が終焉を迎え,日本人による 食への意識変化に順応することができず1980年代初頭に倒産し たものの,吉野家は牛丼というメニューに一貫性を保ちながら, 食材の改良や店舗運営の改善などといった事業モデルを革新させ て再生を遂げた。本講義では,こうした企業が経営革新を遂げて 成功した事例や,逆に失敗した事例などを取り上げ学習する。                        ベンチャービジネス論 3 L 2 △                      マーケティング戦略論 3 L 2 △ △                      地域再生システム論 3 L 2 △                      ブランドマネジメント論 3 L 2 △                      心理学実験I 3 F 1 △                      心理学実験II 3 L 1 △                      心理検査法実習 3 L 1 △                      心理臨床の場において必要とされる具体的支援方法に関する基礎 的知識を取り上げる。本授業では「臨床心理学概論」で取り上 げた心理支援方法や構造化されたカウンセリングの技法を紹介し, 受講者がモデリング,ロールプレイ,ワーク,更にはクライアン トとしてのセラピー体験などの実習を通じて,技法の理解と取得 を進めていく。実習をすることで,心理支援方法理論や心理変容 を体験的に理解し,将来の心理臨床の学びに役立つものとなる。 本授業は実習ごとに課題があり,受講者はその課題の結果をまと め,報告書を提出する。 【備考】 (1)授業科目の名称欄の(※)は外国人留学生対象科目を表す。 (2)授業科目の名称欄の(◇)は教職課程履修者対象科目を表す。 (3)必選区分欄の◎は必修科目,○は選択必修科目,△は選択科目,-は履修不可科目,空白は学系ごとに指定した単位数まで自由選択を表す。 (4)教職欄の◎は必修科目,○は選択必修科目,△は選択科目,*は推奨科目を表す。 104 臨床心理学実習 3 L 1 △ ベンチャー企業の効率的な成長を促す戦略を,企業のメカニズム, 発展段階別マネジメントのあり方,資金調達の導入,株式公開と いった観点から確立することを目指す。なお,具体的なケースス タディ(成長を遂げた企業の成功事例や,一方で成長機会を捉え ることに出来なかった失敗事例)を通してベンチャー企業が成功 する鍵について考察する。   企業におけるマーケティング戦略を掘り下げて講義する。今日の 企業活動においてマーケティングの果たす役割はますます大きく なってきている。日本経済の停滞や市場のグローバル化などの要 因によって,企業間の競争が激しさを増していることなどが,そ の背景にある。このため,マーケティング戦略の基本的なスタン スを整理した上で,先進的な事例を紹介しながらマーケティング 戦略構築のプロセスを説明する。   本講義では,地域再生に関連する政策・制度および具体的事例の 検討を行う。政府や中央官庁主導から次第に脱却し,当該地域が 主導的役割を担うことが重視されてきている。こうした背景のも と,地場産業や有形無形の文化財に着目するとともに,地域の特 色を高めていく「ひと」の育成が必須である。講義では,地域再 生に関する活動を行っている諸団体から講師を招聘することを視 野に入れ,理論と実践の双方から地域再生の将来像を考察する。   企業には,自社の経営理念と事業戦略に基づいて管理されるべき 企業ブランドがある。一方で,市場で顧客との接点となるべく生 み出される製品ブランドがある。この2つの視点に基づいて,ブラ ンドマネジメントのあり方について理解する。   心の仕組みを適切に調べるためには,決められた手順や必要なテ クニックがある。実験を通して心をデータ化し「情報」として扱うこ とで,心を客観的に捉えられるようになる。この講義では,実験を 行う側,受ける側の両方を体験する。また,得られたデータを分析 し,レポートを書くことを通じて,心に関する現象を客観的に考 える方法を学ぶ。知覚や認知に関する内容を中心に取り扱う。   心理学実験Iと同様に,心を捉える技法を学ぶ。心理学実験Iの 発展として,より認知的な内容や,社会心理学に関する内容を取 り扱う。   臨床心理学分野における心理支援方法を実施していくためには, クライアントのアセスメントが必要である。アセスメントに大き な役割を果たすものが,長期にわたって,開発・検討されてきた 各種心理検査法である。そこで,本授業では「心理検査法」の授 業で学んだ心理検査法,特に知能検査やパーソナリティ検査を中 心に取り上げ,実際に受講者が心理検査を実習体験していくこと で,検査方法や解釈を学んでいく。授業時間前半において,各検 査法の概略を説明し,後半において,実際に検査法を実習する。 その後,実習の結果をまとめ,報告書を作成し提出する。                


































































































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