Page 154 - 東京情報大学 学生ハンドブック2019(大学院総合情報学研究科・総合情報学部・看護学部)
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   以上の観点で審査を行い,以下の4段階で評価する。     A 優れた学位論文である     B おおむね良好な学位論文である     C いくつかの問題はあるが,学位論文として認定しうる     D 学位論文としての水準に達していない  2)最終試験実施要領   (1)提出された学位論文の内容についての質疑応答。   (2)学位論文作成にあたってどのような研究を行ったかについての質疑応答。   (3)研究成果のさらなる発展可能性についての質疑応答。    この3つの観点で試験を行い,以下の4段階で評価する。     A 優れた研究が行われ,独力でのさらなる研究の発展が期待できる     B おおむね良好な研究が行われたと認められる     C 不十分な点がいくつかあるが,一定程度の研究が行われたと認められる     D 適切な研究が行われたとはいいがたい  学位論文審査と最終試験のいずれかまたは両者がDであれば,不合格とする。 7.博士(総合情報学)の学位授与のための要件及び方法(申し合わせ)   博士(総合情報学)の学位授与は,東京情報大学大学院学則第13条,14条,及び15条の規定に基づき,大学院研究 科委員会において承認された審査委員(3名以上)による博士論文の審査及び最終試験を行い,大学院研究科員会で の審議によって,承認を得なければならない。  1)博士(総合情報学)の学位授与の要件    博士(総合情報学)の学位授与にあたっては,原則として以下の要件を満たしている必要がある。   (1)査読付き学術雑誌などに単著あるいは筆頭著者として2編以上の原著論文が掲載されているか,掲載予定で      あること。   (2)または,これに準ずる業績があること。      また,論文博士においては,博士論文を提出する際に,原則として以下の要件を満たしている必要がある。   (3)査読付き学術雑誌などに単著あるいは筆頭著者として5編以上の原著論文が掲載されていること。   (4)または,これに準ずる業績があること。  2)博士論文の審査   (1)博士論文の作成プロセス     1 先行研究が的確に参照され,研究の目的は合理的で独創性のあるものか。     2 研究,調査あるいは実験方法等が再現性を持ち,適切であるか。     3 研究,調査あるいは実験結果等に基づいた仮説や結論の展開は適切であるか。   (2)博士論文の構成     1 先行研究が的確に参照され,研究課題の背景や意義について適切に記述されているか。     2 研究目的の合理性,学術上あるいは応用面で社会に貢献することが適切に記述されているか。     3 研究,調査あるいは実験に関する計画や方法が適切に記述されているか。     4 研究,調査あるいは実験結果について,図表を用いて適切に記述されているか。     5 本文中における参考文献の引用と,参考文献リストが整合性を持っているか。   以上の観点で博士論文の審査を行い,以下の4段階で評価する。    A 優れた博士論文である。    B おおむね良好な博士論文である。    C いくつかの問題が散見されるが,博士論文として認定しうる。    D 博士論文としての水準に達していない。      152 


































































































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