2008,2009年度 Linuxのネットワークトラブル対応書
2009年5月28日
(1)ネットワークにつながらない場合
(1-1) Windows側でつながるかどうか確認 → つながらない場合は、Windows側の
問題。情報大ネットワーク認証等のWindows側のネットワークを確認する。
(1-2) Windows側がつながる場合 → シェル上で ping 202.26.148.102
と打ち、応答があるか? 応答あり→(1-3へ) 応答なし→ (2へ)
(1-3) シェル上で ping www.edu.tuis.ac.jp と打ち応答があるか?
応答あり→(5へ) 応答なし→(4へ)
(2)まったく外部に接続不能な場合
(2-1) Linuxを再起動する。
(2-2) 起動中に「Welcome to Kudzu」という青い背景の画面が出た場合→
30秒以内に何かキーを押し、(2-3)に進む。
※ 反応しない場合、Linuxのウインドウをクリックしてからキーを押す
「Welcome to Kudzu」の画面が出てこない場合は(3)に進む
(2-3) 以下、いくつかの画面が出てくる。
・まず「Hardware Removed」という画面が出るので、「Remove
Configuration」を選んでEnterを押す。
・次に「Hardware Added」という画面が出るので、「Configure」を選んで
Enterを押す。
・次に「Configure TCP/IP」という画面が出るので、「Use dynamic IP
configuration (BOOTP/DHCP)」の部分にカーソルがあることを確認して
スペースキーを押す。「*」が表示されたら、「↓」キーもしくはTabキー
を押して OKを選択し、Enterを押す。
※ Backを選ばないように注意すること!
(2-4) Firefoxでネットワーク接続を試してみる
接続成功→(完了)、接続失敗→(3-2へ)
(3)Kudzuが出てこなくなった場合
(3-1) Firefoxでネットワーク接続を試してみる
接続成功→(完了)、接続失敗→(3-2へ)
(3-2) シェル上で ping 202.26.148.102と打ち、応答があるか?
応答あり→(3-6へ)、応答なし→(3-3へ)
(3-3) シェル上でrootになり、emacs等で
/etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-eth0 を編集する。
※ 上記ファイルがない場合は、(3-8へ)
・「HWADDR=」で始まる行を削除する。
・「BOOTPROTO=」で始まる行を「BOOTPROTO=dhcp」とする。該当する行がない場合は作成する。
(3-4) シェル上で「ifdown eth0; ifup eth0」と打つ。
エラーが出る→(3-5へ)、エラーは出ない→(3-1に戻る)
(3-5) LinuxがLANデバイスを認識していない可能性が高い→(個別対応)
(3-6) シェル上で ping www.edu.tuis.ac.jpと打ち応答があるか?
応答あり→(3-7へ)、応答なし→(4へ)
(3-7) Firefoxでネットワーク接続を試してみる
接続成功→(完了)、接続失敗→(5へ)
(3-8) シェル上でrootになり、/usr/sbin/netconfig を実行する。
・「Woud you like to set up networking?」は「Yes」を選択する。
・次に「Configure TCP/IP」という画面が出るので、「Use dynamic IP
configuration (BOOTP/DHCP)」の部分にカーソルがあることを確認して
スペースキーを押す。「*」が表示されたら、「↓」キーもしくはTabキー
を押して OKを選択し、Enterを押す。
※ Backを選ばないように注意すること!
(3-3に戻る)
(4)DNSが引けない場合
※ 以下の方法は対処療法的であり根本的な解決策ではありません
(4-1)以下の2つの方法がある
・方法(A) 無線LANのスイッチをONにする。これで接続成功することがあります。
・方法(B) DNSの設定を固定にする
※ この方法を用いると自宅等の学内以外でネットワーク接続している場合に、
Linuxからネットワーク接続ができなくなります。
方法(B)の内容:
・シェル上でrootになって、emacs等で /etc/resolv.conf を編集する。
「nameserver 192.168.92.2」という行の先頭に # をつけ、
「nameserver 202.26.148.14」という行を追加する。
・シェル上でrootになって、emacs等で /etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-eth0
を編集する。
「DHCPCDARGS="-R"」という行を追加する。
(4-2) シェル上で「ping www.edu.tuis.ac.jp」と打ち、応答があるか?
応答あり→(5へ)、応答なし→(4-1を正しく行ったが確認する)
(5)ネットワーク接続は正常だがFirefoxがおかしい場合
(5-1) Firefoxのproxyサーバの設定を確認する 成功→(完了)、失敗→(個別対応)