Windows OSがインストールされているシステムドライブ(C:ドライブ)の SSDやHDDを暗号化する機能がWindowsには用意されています。 この機能はBitLockerと呼ばれます。BitLockerは、本来はWindows Proより上位の バージョンの機能ですが、Windows Homeバージョンでも一部の機能が使用できるそうです。 また、DynabookのPCはこのBitLockerによるシステムドライブの暗号化がデフォルトでは有効になっているそうです。
BitLockerによる暗号化が有効になっていなくても、Microsoftアカウントでサインインすると、自動的に暗号化が有効になり、ユーザが知らない間に有効になることがあります。
何らかのタイミングでWindowsが回復モードになると、回復キーが要求されます。 そして回復キーを知らない場合は、Windowsを使用することが一切できなくなります。 回復キーは、以下に示す方法でMicrosoftアカウントのページで確認できます。 しかし、大学を卒業、退学、除籍して大学のMicrosoftアカウントが抹消されると、 回復キーを確認することができなくなり、回復モードになってしまうと、Windows が一切使用できなくなります (※リカバリは可能だと思いますが、Windowsが完全に最初の状態になり、C:ドライブ に保存していたファイルやインストールしたソフトウェアは全て消えます)。
こちらの記事も参考にしてください。回復キーを無くすと終わるBitLocker。自動で有効化されてしまうことも。まさかのためのBitLocker入門
以下で説明する、(1)回復キーを控えておく、(2)システムドライブの暗号化を解除する、のどちらかを行ってください。
システムドライブの暗号化が無効になっている場合は対処の必要はありませんが、
ユーザが気づかないうちに有効になってしまうという事例を聞いたことがあります。
有効になっていないか定期的に確認したほうが良いかもしれません。
回復キーはMicrosoftアカウントで管理されます。 大学のMicrosoftアカウントを使用している場合、卒業、退学、除籍で アカウントが抹消される前に回復キーを表示して、そのキーをメモしてください。 メモは紛失しないようくれぐれも注意してください。 回復キーを知る手段は他にはありません。
以下の手順で行います。 デバイスの暗号化の回復キーを確認する方法<Windows 10>で行うこともできます。
デバイスの暗号化をオフにする方法<Windows 10> を参考にしてください。 これはWindows10での説明ですが、Windows11でも基本は同じです。ただし、画面のデザインは違うところがあります。