担当氏名: 永井 保夫
1.研究テーマ タイトル:知能化技術・人工知能ならびソフトウエア工学、ゲームAI、ロボットの知的制御、エージェントシステム、 クラウドシステム開発方法論、バイオや農業、観光、災害システムなどに代表される新しい情報学への 知能化技術の適用に関する研究 2.研究内容 人間の知的ふるまいを実現する知識情報システム構築のために必要となる人工知能 (知能化技術)に関する技術ならびに、ネットワーク環境下での知能化システムの構築、エージェントシステム、 ロボットなど組み込みシステムへの知能化技術、ゲームAI、クラウドシステム開発方法論に関する技術を学び、 研究します。 Java以外のプログラミング言語(C, C++, C#, Perl, Python, Scala, Lisp, Prolog, Scheme, ML, PHP, JSP, Servlet, Smalltalk)をやりたい人には、思う存分プログラミングをエンジョイしてもらいます。 卒論の実施を通して、会社で必要となるプログラミング能力(システム構築力)とモデリング能力を身につけて、 会社でSE/プログラマとして困らないようにトレーニングします。 3.研究方法 ゼミは3年次前期から4年次後期まで2年間続きます。 1) 3年次:知能化技術・人工知能ならびにソフトウエア工学、新しい情報学に関する基礎知識を学習します。 ゼミでは、基本知識の学習を1コマと関連研究の文献調査・発表を1コマという形式で行います。 まず、システム構築で必要とされるプログラミングについては、Java言語を中心として、 統合開発環境IDE(Eclipse, NetBeans)の使い方、データベースシステム(MySQL)、 オブジェクト指向モデリング言語(UML)、テスト中心のプログラミング(JUnit)を 学習し、プログラミングスキルおよびシステムのオブジェクト指向モデリング・分析・設計能力を 身に付けます。 ちなみに、本年度はGoogle Androidプログラミング(タブレットも)、C++言語を利用した レゴマインドストーム(NXT)ロボットの制御プログラミングを勉強中。 来年度は、上記以外にSiriなどの知的対話システム、クラウド環境上(Hadoop)の学習システム(Mahaout) についての勉強をおこなう予定。 また、希望者がいれば、人工知能言語であるLispやPrologの勉強会やC++の勉強会も実施します。 2) 4年次:人工知能システムの基盤技術,次世代Webシステム、Android上のアプリケーション、 クラウド環境上でのWebアプリケーションの構築方法論、バイオインフォマティックアルゴリズム を研究し、システムを試作します。 具体的には,以下のテーマで研究・開発をおこないます。 ・エージェント構築環境(移動エージェント、マルチエージェント)の開発 ・エージェントシステムを利用したシステムの開発とその方法論 ・AI搭載ゲーム:ゲームAI(パズルゲーム、アクションゲーム、シューティングゲーム、 ロールプレーイングゲーム、数独、オセロ(リバーシ)、お絵かきパズル、 レーシングゲーム, スーパーマリオなど) ・携帯端末(携帯電話(i-アプリ、Google Android)PDAなど)上でのJava&C(C++)アプリケーション (上記ゲーム他)の開発 ・ロボットを一構成要素として組み込んだシステムとロボットの知的制御機能 (学習機能の組み込み)の研究開発(Lego MindStorms、Lego MindStorms NXT、 二足歩行ロボット(加速度センサー、ジャイロセンサー搭載)、 ネットタンサー(ネットワークロボット(カメラ+音声認識・合成機能搭載))、 ロボットシミュレーション(学習機能の組み込み), ODE(Open Dynamics Engine)の利用、Microsoft Robotics Studioの利用, コンポーネント指向によるロボットプログラミング、 RTミドルウエアを用いたロボットアプリケーションの開発) Android携帯端末からのロボットの遠隔制御 ・オブジェクト指向モデリング、分析設計(システム設計) ・次世代Web(セマンティックWebとWebサービスを利用したシステム)の構築と エージェントによる利用方式の検討 ・クラウド環境におけるWebアプリケーション開発方法論とアプリケーションの構築 ・制約充足問題と充足可能性問題に対する推論方式の理論とその定式化 ・定性的空間知識表現とその推論方式(地理情報システム) ・形式的検証技術(限定モデル検査手法)を用いたシステムの検証 ・論理に基づく推論(知識表現と問題解決) ・帰納論理プログラミング(Inductive Logic Programming)を用いた学習 ・制約プログラミング(論理型言語、関数型言語、オブジェクト指向型言語)を用いたシステム開発と学習 ・クラウド環境上での学習システムや音声対話システム ・記号処理を中心とした人工知能プログラミングを用いたシステム構築 (Lisp, Prolog, Java, C++, Cなどを利用) ・オープンソースのバイオインフォマティックツール(biojava, bioperl, bioruby, biopythonなど)を用いた配列解析、ゲノム解析、遺伝子ネットワーク解析 4.募集人員 情報システム学科で定めた人数 5.募集方法 基本的には、金曜日を除いた18時以降には研究室に いますので、記入してもらったアンケートにそって面談をします。 なお、教員が不在の場合には、隣の3323学生研究室の3年生(または、4年生)に いろいろ聞いてみてください。なお、面談は、以下の日時で実施します。都合の悪い場合には、 事前に日時を、nagai@rsch.tuis.ac.jp宛てにメールで連絡してください。
11月20日(水)18時以降 3323学生研究室
11月21日(木)18時以降 3323学生研究室
11月25日(月)18時以降 3323学生研究室
11月26日(火)18時以降 3323学生研究室
11月27日(水)18時以降 3323学生研究室
11月28日(木)18時以降 3323学生研究室
12月2日(月)18時以降 3323学生研究室
12月3日(火)18時以降 3323学生研究室
12月4日(水)18時以降 3323学生研究室
12月5日(木)18時以降 3323学生研究室
これ以外も、月から木曜日の昼休みも時間が許す限り面接する予定です。
情報システム学特講ゼミ紹介パワーポイント(ゼミについての詳細はここを見てください) 6.使用テキスト・参考書(書名・著者名・出版社・価格) 適時指示します。 7.参加の要件・その他(演習に参加するうえでの心構え等) 評価は課題達成度、出席時間などから総合的に判断します。 4年次の卒業研究を続行し得るかは、3年次終了時に判定します。 特に、プログラミングが好きで、忍耐強い人を歓迎します。 それから、飲み会やイベントの好きな人も歓迎。 また、就職対策として、SPIやCAB・GABなどの試験対策や模擬面接、グループディスカッションも積極的に 行います(特に3年次毎週一定の時間をとって実施)。 それから、IT技術を使うだけでなく、中身を理解してホワイトボックスとして理解できるような内容の授業を TV教材を利用して実施し、適宜、ディベートやグループディスカッションの題材として利用します。 来年度も、みんなで、ETロボコン2014(レゴマインドストームを使った ロボットコンテスト)への参加を目指してみませんか?情熱をもって参加したい人を求めます。今年度は、 インコース、アウトコースともに完走しました。 プロジェクトをとおしてコンテストに出場することで燃えてみませんか?就職にも絶対有利なこと間違いなし。 来年度は、難所攻略を目指します。オブジェクト指向モデリング(UML)とC++プログラミングを身につけることが できます。 それ以外にも、いろいろなプログラミング言語を体験した人も大歓迎。