情報システム学科「卒業研究」実施要領

 

担当氏名:岸本 頼紀


1.研究テーマ

  システム化によるソリューション技術の研究(=困っている誰かを助ける研究)

2.研究内容

  使いにくいシステム,バグが多く発生する開発手法,人材管理や教育方法の難しさ等,巷には様々な問題がある.本研究室では,これらの問題を解決することを基本スタンスとする.すなわち,自分の興味本位による調査や開発ではなく,市場ニーズを踏まえた上での問題解決方法,特に万人が簡単に利用できるような手法や支援具の研究である.故に,研究の範囲に規定は無く,学生の問題意識と努力によりどのようなテーマでも研究することができる.

 ただし,小生の現在の範疇は偏りがあるため,学生の希望テーマについて十分な指導が困難な場合もある.この場合,小生自身も勉強し支援したいと思うので,そこは自身の努力で新天地を開拓してもらうこととなる.この実現可能性については,小生と学生の努力次第である.

鍵語:ソフトウェア品質,プロジェクト管理,e-Learningを含む教育支援,ソフトウェア開発,Webデザイン,色彩心理,ユーザビリティ,ビジネス支援,コミュニケーション支援等

<参考:情報システム学特講のスライド

3.研究方法

入門期:
 新規配属学生でチームを編成し,新入社員研修を行う.

前期:
 研究の初期段階として,研究テーマの設定およびテーマの問題点について基礎調査を行う.
 またビジネスの基本となるプレゼンテーションと文書による報告を実施し,各技術の向上を目指す.
 なお,プレゼンテーションと文書による報告は本研究室の基本スタイルであるため,今後常にこれを維持し続ける.

中期:
 問題の解決方法の提案とその妥当性について検証する.
 必要であれば,支援システムの開発に着手する.

後期:
 対外的な発表を視野に入れて研究を進め,論文としてまとめる.
 12月に投稿,3月に情報処理学会全国大会もしくは電子情報通信学会総合大会での発表を予定とする.

4.募集人員

  情報システム学科で定めた人数

5.募集方法

 来る者は拒まず.
 ただし,去る者も追わないので「卒業研究」と言えども,努力の無い者は容赦無く単位を「不可」にするため希望者は注意されたし.
 定員を超えた場合には,学生の熱意と努力と運については極力考慮したいと思う.

6.使用テキスト・参考書(書名・著者名・出版社・価格)

 文献・書籍・資料は,その都度指示する.また,各自が必要に応じて文献・書籍・資料を調査収集する場合もある.
 必要に応じて論文を取り寄せるが,その際の費用は岸本が何とかするつもり.

7.参加の要件・その他(演習に参加するうえでの心構え等)

 本研究室では次を満たす者を募集対象とする.
 ただし,客観的評価ではなく,本人の自己評価を基準とする.

  □心と身体の強い者
  □他大学とガチの討ちあいをする気概のある者
  □報告・連絡・相談を実施できる者
  □修羅の道を歩む覚悟のある者

 本研究室の運営方法は,次の通りである.

□ゼミについて
 本研究室におけるゼミは定期進捗報告の時間であり,業務はゼミ以外の時間に研究室等で行う.
 故に可能な限り定時(フレックス制)には研究室に常駐していただく.
 ただし,業務に支障の無い範囲での本人のスケジューリングによる,欠勤および休憩については許可する.

□宴会について
  呑み会は,ビジネスの基本であるために,体調,慶弔,家族,恋愛絡み等を除き極力参加すること.

□旅行,宴会,海水浴,その他イベント事等について
  「面白いことをしたい」と思う場合は,企画として承認を得れば何でも自由とする.
 (例:北海道自転車旅行,千葉市内でのケイドロ,自給自足キャンプ,食い倒れツアー,他大学との合同合宿等)
 その際,当事者(団体)の了解が得られれば,研究室メンバおよび他の人々(本学以外を含む)を巻き込むことも許可とする.
 故に研究室メンバはこれらのイベントに巻き込まれる覚悟をもつこと.
 必要に応じて岸本が他団体と折衝をすることも可とする.

□学外での活動について
  社会人サークルや社会人対象の勉強会等に積極的に参加することは,業務に支障の無い範囲ならばこれを許可する.
 特にコネを作る場や,自身の能力向上を期待できる場合にはこれを奨励する.

□成績評価について
 本研究室は結果を最大限重視する.
 故に,結果が伴うならば研究室でゲームをしても,漫画を読んでも,公共の良俗(学内風紀を含む),法律および学則に触れない限り許可とする.
 ただし,本人の努力は十分な評価対象する.

□アルバイトについて
 業務に支障の無い範囲でなら可とする.
 アルバイトについては,各自で進捗管理が必要となるので注意されたし.

 本研究室に配属された者はこれらを遵守する必要がある点を注意されたし.

8.面談可能時間

 3・4時限目に担当講義が集中しているため,各曜日の5時限目〜23:00くらいまで.
 運が良ければ,日中に会えるかもしれない.
 事前にメール(kisimoto@rsch.tuis.ac.jp)で連絡があれば,朝でも土日祝日でも面談可能.

以上