校正・添削支援システム Tomarigiの利用
学系基礎演習bの文書作成課題において校正・添削支援システム
Tomarigiを利用することを推奨します。
文書作成の上達には、文章をたくさん書くことが必要ですが、
単にたくさん書きさえすれば良いというものではありません。
文章として正しいかどうかチェックして、修正することが必要です。
自分で修正することを推敲、先生などが問題点を指摘することを添削
といいます。
推敲や添削は一度で済むことはほとんどありません。
何度も推敲や添削を行わないと正しい文章、良い文章になりません。
Tomarigiを使って何度も推敲して、正しく良い文書になるよう努めましょう。
Tomarigiのインストール
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Tomarigiのダウンロードページからダウンロードしてインストールします。
Tomarigi本体は Tomarigi v325をダウンロードして、
そのzipファイルを展開してください。
展開先はどこでも構いません。デスクトップなどが良いでしょう。
- ダウンロードページの「インストール」の説明にそって必要なソフトを
インストールしてください。
※ Windows10であれば .NET Framework 3.5はすでにインストールされているようです。しかし、一部の機種ではうまくいかない場合があるようです。
その場合は、.NET Framework 3.5を再インストールしてください。
※ mecabとCacboha(cabochaの間違い)は、専用サイトをクリックすると別サイトへのリンクに誘導されます。指示にしたがって誘導先に進んでください。
※ mecabはダウンロードにある「Binary package for MS-Windows」の所の mecab-0.996.exeをダウンロードして実行してください。
※ cabochaはダウンロードにある「こちら」をクリックし、cabocha-0.68.exeをダウンロードして実行してください(最新のcabocha-0.69は正常に動作しない場合があるようです。cabocha-0.68をお勧めします)。
※ 音声読み上げ機能は動作しますが、誤って読み上げることが多いのでお勧めしません。
Tomarigiの使用
- 展開先にできたTomarigi0325フォルダのTomarigi3.exeを実行します。
すると以下のようなウインドウが開きます。

- 左上の大きな枠で文書を打つか、Wordなどから文書をコピー&ペーストします。
※ テキストファイルであれば「開く」で開くことができます。
以下では、サンプルファイルのsample_sentences.txtを開いています。

- ある程度入力したら、右端のチェックボタン(
)を押します。
しばらくすると結果が右上の枠に出てきます。

- 文字に色が付いている部分が問題がある場所です。
その場所をクリックすると右下の枠に説明が出てきます。

- 説明を参考にして、間違いがあれば左上の枠で修正してください。
※ 指摘された場所は必ずしも間違っていないことがあります。
特に「同訓同音語のチェック」は合っていても指摘されることが多いです。
- 修正とチェックを繰り返して推敲を重ねてください。
完成すればテキストファイルとしてファイル保存するか、Wordにコピー&ペーストするなどしてください。
注意点: Tomarigiはデフォルトでは、文体は「である調」にすべきという設定になっています。「ですます調」にしたい場合は、「ツール」メニューから「オプション」を開き、「プラグイン」タブを選んで「文体「である・ですます調」のチェック」を選択して「設定」ボタンを押し、「です・ます調調」をチェックして「OK」を押してください。
さいごに
文書作成能力を向上するためには、根気強く文書の作成と推敲を続けていくことが
必要です。
また、まず書き始めるにしても、語彙力や読解力がないことにはまともな文章は
書けません。日頃から文章、特に新聞などの正しい文章を読む習慣を付けましょう。
今後、社会人は今よりも文書作成能力が問われていくことが予想されます。
時代を生き抜くためにも文書作成の力を付けてください。
文責: 大見 嘉弘 <ohmi@rsch.tuis.ac.jp>