● パケット(データ)の経路確認
パケット(データ)の経路情報を調査するためのツールとして,「tracert」があります.
今回はこのツールを使って,パケット(データ)の経路を表示してみます.
下記に示す手順でパケット(データ)を送信してみてください.
- (前回と同じやり方で)コマンドプロンプトを起動します.
[スタート](画面左下のWindowsのロゴマーク) - [すべてのプログラム] - [System Tools] - [コマンドプロンプト] を選択すると,コマンドプロンプトが起動します.

図 コマンドプロンプト
- キーボードから「tracert "教卓のノートPCのアドレス"」と入力して,Enterを押下します.
※"教卓のノートPCのアドレス"の部分については,私の方から連絡しますので,その値を入力してください.
これにより,現在操作しているコンピュータから教卓のノートPCまでの経路が表示されます.
各行の結果は,左から「中継機器の順番」「各中継機器間の応答時間(ミリ秒)(試行3回分)」「ホスト名」「IPアドレス」を意味します.なお,経路の途中にある中継機器が対応していない場合,その中継機器の応答時間は「*」で表示されます.

図 tracertを用いた教卓のノートPCまでの経路