Page 11 - 東京情報大学 学生ハンドブック2019(大学院総合情報学研究科・総合情報学部・看護学部)
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 スポーツ科学などに関する研究を通して,新しい価値を創造し,社会で活躍していくために必要な知識 と技術を学び,社会問題解決のための情報分析,生活者の利便性向上のための社会情報の提供,情報メ ディアを活用した表現活動など,多様な情報を創造し,運用できる能力を有する人材を育成します。 3.看護学部の教育研究と人材育成 大学紹介  看護学部は,看護に必要となる情報スキルに優れ,少子超高齢社会に対応して社会ニーズが高まる「地 域包括ケア・医療」に必要とされる看護職(保健師・看護師)を育成します。本学部のキーワード「自 律と共創」を掲げ,自ら責任を持って行動できる「自律」,看護の対象者や地域社会,そして仲間と共 に学びながら新たな社会を築いていく「共創」の両輪により看護の知識と技術に裏付けられた高い倫理 観・職業観を持った看護職を社会に送り出したいと考えています。  本学部の人材育成のコンセプトは「現場で学ぶ力」,「情報活用・発信力」,「職業人としての基礎力」 の3つの力をもった「たくましい看護職の育成」です。1年次生必修科目「キャリアデザインとケアI」 において臨地実習を前に訪問看護師の現場を体験する現場訪問を行うなど,早期から現実に対する受容 力,地域社会への理解力,粘り強く現実的な最善解を導く能力を育てていきます。また,実践的な能力 を磨く場として200を超える病院,介護福祉施設,特別支援学校,地域包括支援センター等の協力を得 て臨地実習施設としています。  さらに,国家試験対策や看護教育の効果を高めるため,タブレット端末にインストールされた電子教 科書を積極的に活用し,授業,実習の振り返りや試験対策も行うことができるように配慮しています。  また,9号館(看護実習棟)では,住まい,公民館,病院などの様々な仕様の学習環境を整備するほか, エントランスには無線LANに利用できるラーニングラウンジを整備しています。  本学部では,病院から地域へと看護のフィールドの拡がりに対応し,ICTを活用した地域包括ケア システムを構築するため「遠隔看護実践研究センター」を設置し,「遠隔看護(テレナーシング)」の実 現に向けた研究に取り組んでいます。 4.目標達成に向けて  大学における学びの基本姿勢は「自分が何を学びたいのか」という問いの中にあります。これが明確 であれば,大学生活は必ず充実したものになることでしょう。大切な心構えは,他人から教えられるの を待つのではなく,自ら会得しようとするマインドです。これから始まる4年間という皆さんに与えら れている時間は,個人の意思には関係なく公平・平等です。この「大学時代」の限定された貴重な時間 を有効に使い,皆さん一人ひとりが目標達成に向けて悔いを残すことが無いように,失敗を恐れず,志 を高く持って粘り強く学び続けて大きく成長してくれることを期待しています。教職員一同で皆さんの 学生生活を応援することをお約束します。 (※注) Society 5.0(ソサエティ 5.0):日本政府は,狩猟社会,農耕社会,工業社会,情報社会という人類がこれまで歩んできた社会に次ぐ第5の新たな社会 を迎えつつあるとして「ソサエティ 5.0」という考えを提唱している。「ソサエティ 5.0」とは,インターネットなどのサイバー空間と,人々の生活する 現実のフィジカル空間を高度に融合させ,経済発展と社会的課題の解決を両立する新たな社会。例えば,人工知能がビッグデータを解析し,ロボットな どにより様々なかたちで「人」にフィードバックされる超スマート社会。   9  


































































































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