六十余州名所図会 

薩摩 坊ノ浦雙剣石

(さつま ぼうのうらそうけんせき)

歌川広重 安政三年五月(1856.5)刊

 

 薩摩国(さつまのくに:鹿児島)の坊津(ぼうのつ:現在の南さつま市)沖合の坊の浦と奇岩石の眺望である。「山水奇観」の「薩摩坊津」の挿絵を原画としている。

 坊津は、薩摩半島の南西端に位置し、東シナ海を一望する岬の一部である。江戸時代には、島津藩の密貿易の拠点であった。

 

http://www.edu.tuis.ac.jp/~asanuma

学校法人東京農業大学・東京情報大学

TOP-Page