六十余州名所図会
隠岐 焚火の社
(おき たきびのやしろ)
歌川広重 嘉永六年十二月(1853.12)刊
隠岐国(おきのくに:島根県隠岐郡)の西の島にある焼火山(たくひやま)の焼火(焚火)権現に対して、木造船上の船子が、御幣を振り、航海の安全を祈願している様子である。
木造船は、菱垣廻船か樽廻船かの判読が困難であるが、関西と酒田までの間を結ぶ日本海西回り航路における物資の輸送に貢献した。
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