六十余州名所図会
備前 田の口海濱瑜賀山鳥居
(びぜん たのくちかいひんゆがやまとりい)
歌川広重 嘉永六年十二月(1853.12)刊
備前国(びぜんのくに:岡山県)の倉敷市児島田の口港の大鳥居の景観である。明治初期までは、田の口港から7km離れた由加山・瑜伽大権現(由加神社本宮)と、讃岐国(さぬきのくに:香川県)金毘羅大権現(金刀比羅宮)を詣でる両参りが盛んであった。
瀬戸内海を渡る大型船と大型船までの通船の様子が描かれ、田の口が門前町として賑わったと考えられる。
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学校法人東京農業大学・東京情報大学