六十余州名所図会 

 

淡路 五色濱

(あわじ ごしきはま)

歌川広重 安政二年九月(1855.9)刊

 

 淡路国(あわじのくに:兵庫県の一部)の淡路島西側の鳴門に近い砂浜は、五色の小石が観察されることから、五色浜と呼ばれる。播磨灘において展開される漁業を描いているが、「山水奇観」を参考に描かれたとされる。

 各地の漁業は、大勢の船子を展開するもので、岡者と合わせ、大規模な体制が構築され、重要な産業であったと考えられる。

 

http://www.edu.tuis.ac.jp/~asanuma

学校法人東京農業大学・東京情報大学

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